#author("2020-01-15T09:51:24+09:00","default:honma","honma") #author("2020-01-15T09:58:50+09:00","default:honma","honma") * シリアルポートの話 [#aef71a0a] ** ピン配置 [#caa8d0cb] 出展元:[[Linux Serial HOWTO 日本語版:https://linuxjf.osdn.jp/JFdocs/Serial-HOWTO.html]] シリアルポートのピン配置 (「→」 が PC から外部への方向です) (DCD は CD と記載されることもあります) ピン番号 ピン番号 略称 正式名称 方向 動作および目的 9ピン 25ピン 3 2 TxD Transmit Data → PC からバイトデータを送信する 2 3 RxD Receive Data ← PC がバイトデータを受け取る 7 4 RTS Request To Send → RTS/CTS フロー制御 8 5 CTS Clear To Send ← RTS/CTS フロー制御 6 6 DSR Data Set Ready ← 通信可能になったことを知らせる 4 20 DTR Data Terminal Ready → 通信可能になったことを知らせる 1 8 DCD Data Carrier Detect ← モデムが相手と繋がっていることを示す 9 22 RI Ring Indicator ← 電話のベルが鳴っている状態を示す 5 7 Signal Ground ** RTS/CTS [#ufde0153] Windows APIのRTSフロー制御では[[_DCB structure:https://docs.microsoft.com/en-us/windows/desktop/api/winbase/ns-winbase-_dcb]]に定義される4つの使い方が存在する。 RTS_CONTROL_DISABLE ... RTSは常にLOW RTS_CONTROL_ENABLE ... RTSは常にHI RTS_CONTROL_HANDSHAKE ... 受信バッファが3/4以上埋まるとRTSがLOWになり、1/2以下になるとHIになる RTS_CONTROL_TOGGLE ... 受信バッファにデータがなければRTSがLOWになり、データがあればHIになる Linux では、RTS_CONTROL_HANDSHAKEに相当する機能のみ。 ** EIA-232 [#o87ad11d] EIA-232は、今でも組込み用途では大活躍のPC/AT互換のパーソナルコンピュータのシリアルインタフェース(RSC232C)の規格。~ 電気規格を忘れてしまうのでメモ~ *** 電気的特性 [#x6be9984] | |電気特性 |規格 | |ドライバ|無負荷最大出力電圧 |±25V | |(出力側)|負荷時最小出力電圧 |±5V~±15V(3KΩ~7KΩ)| | |短絡時の最大出力電流 |500mA | | |最大スルーレート |30V/μsec | |レシーバ|入力抵抗 |3KΩ~7KΩ | |(入力側)|入力スレッショルド電圧|±3V | | |最大入力電圧 |±25V | |最大ケーブル長| |15m | |>|CENTER:電気特性|CENTER:規格|h |ドライバ(出力側)|無負荷最大出力電圧|±25V| |~|負荷時最小出力電圧|±5V~±15V(3KΩ~7KΩ)| |~|短絡時の最大出力電流|500mA| |~|最大スルーレート|30V/μsec| |レシーバ(入力側)|入力抵抗|3KΩ~7KΩ| |~|入力スレッショルド電圧|±3V| |~|最大入力電圧|±25V| |>|最大ケーブル長|15m| *** 信号の論理 [#n7350c11] |項目 |スペース |マーク | |出力信号|0 (ON) |1 (OFF) | |CENTER:項目|CENTER:スペース|CENTER:マーク|h |出力信号|0 (ON)|1 (OFF)| |出力電圧|+5V~+15V|-5V~15V| |入力条件|+3V以上 |-3V以下 | |入力条件|+3V以上|-3V以下| ~ #htmlinsert(amazon_pc.html);